歴史


現代、潜水艦は弾道ミサイルなど発射をでき理論上無期限での航海が可能の原子力潜水艦まで誕生しているが
その歴史には様々な犠牲や争いが繰り返されてきました。

海に潜り自由に行動する。こんな歴史から言うのならば紀元前の4,5世紀から話が残っておりアレキサンダー大王がガラス球に入って海底を散歩した、ギリシャとペルシャとの戦いでギリシャ軍が潜水攻撃をしかけた十字軍が潜水道具で包囲網を突破したなどがあります。

このような話を除き記録として技術的な話が出てくるのは1620年、ロンドンで働くオランダ人が12人の手漕ぎ式木造型潜水艦を作りこれでテムズ川を数マイルさかのぼったと在ります。酸素については水面からチューブで空気を取り入れたと記されていますが立派な潜水艦の基本といえるのではないでしょうか
又1776年、アメリカ人によって開発された一人乗りの潜水艦(タートル号)は二つのスクリューを使い操作し現代の潜水艦と同じように艦内タンクに水を出し入れすることで潜水、浮上を行っていました

数々の失敗や犠牲などを繰り返しながら時代は流れ実用潜水艦の基本を作り新兵器としての構想を編み出しのは
アイルランド人のジョン・P・ホランドだと言われている。彼は1878年第一号艇を製作、その三年後に二号艇など実現に向けて研究を続け1893年にホランド水雷ボート社を設立、97年に興味をもったアメリカから受注を受け納入している

世界的に潜水艦の存在を思い知らしめたとして世界大戦中ドイツが初めて大規模に導入したUボートは外せず、現に「Uボート=潜水艦」のイメージが定着してるほどUボートの活躍は世界を震撼させ第一次大戦終了後の条約でも厳しく規制を掛けられ二次大戦でも悪魔と恐れられ輸送船団を苦しめつづけました
これにより船舶からでも早期発見できるように様様な開発合戦をおこしたのは言うまでもなく結果的にUボートは
追い詰められてしまうのですが世界の記憶に残し、潜水艦の発展性を教えたのだと思います

戦後、大戦のデータを元に各国がこぞって潜水艦の開発に取り組み飛躍的な技術進歩のかいもあり
1954年にアメリカが世界初の原子力潜水艦を登場させる。これは艦内に小型の発電所を搭載しているような物で酸素も電気分解で作れ燃料も数十年に一度と理論的には無期限での潜水航行が可能になった

現代では更に技術レベルも上がり環境が改善されたため乗組員の負担が減り一ヶ月くらいならば問題なく潜行
可能で1960年にも85日間潜行しつづけ世界一周を成し遂げるなどを達成している
武装面についても弾道ミサイル、高性能の魚雷等昔とは比べ物にならないほど上がっている
しかし事故は起こるもので機密性の高い兵器のため犠牲者が知らないところで出ているとのことは
忘れてはいけないと思う

又兵器としてではなく研究用として日本の有人潜水調査船などいろいろなところに技術はつかわれている
これにより今まで人がいけない未知の調査が行われいつの日か海の中で人が生活できる日がくるかもしれない